現在のタブレット事情(私見)
現在のタブレット市場は動画編集や原神のような高負荷のかかるゲームをするためのハイスペックタブレットと、Youtube・X(旧Twitter)・Netflix・Kindleなどを見るためのロースペックタブレットに分かれている。
ロースペックのタブレットは数多あるが、ハイスペックのタブレットiPad1強と言える環境であった。
今回、動画編集やブログ投稿を行う上でタブレットを用いたいと思い購入を検討していた。
4K動画の編集を行いたいと考えていたためハイスペックのタブレットが必要と思い探すがやはりハイスペックのタブレットはiPadしか見当たらなかった。
2024年コスパ最強タブレット発売
そんなとき最近スマホやスマートウォッチを購入していたXiaomiからハイスペックタブレット発売の情報が入った。(スマホやスマートウォッチ次回以降の記事にて紹介予定)
- 高性能かつキーボードを付けても10万円程度で収まる価格。
- iPad Proと同程度の本体サイズかつAnTuTuベンチマーク150万点のスペック
- Xiaomi 14 Ultraとのシナジーがある
これらの特徴からiPadより良いんじゃないかと思い購入を決意。
本体スペック
- 寸法 高さ:278.70mm 幅:191.58mm 厚さ:6.26mm 重量:590g
- ディスプレイ 12.4インチ 144Hz 3K(3048×2032)
- 搭載SoC Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform
- ストレージとRAM 12GB+512GB
- メインカメラ 5000万画素JN1、1/2.76インチ、f/1.8, 0.64μm 4-in-1ピクセルサイズ
- バッテリーと充電 10000mAh 120Wハイパーチャージ対応、35分で100%充電USB Type-C
- データ転送 USB 3.2 Gen 1 最大5Gbps
- OS Xiaomi HyperOS
実機レビュー
外箱はシンプルなデザインでチープさを感じさせないため期待が高まる。
キーボードを装着するとノートパソコンと言っても過言ではないだろう。ちなみにキーボード装着時の重量は1142gであった。比較的軽量なノートPCと言っても良い重量だと感じた。
使用感としては画面をタッチして操作できるノートパソコンいった感じ。打鍵感は心地よくパチパチとした感覚。強く弾くと打鍵音がしっかりと鳴るため静音というわけではなさそう。
キーボードはUS配列のためEnterキーのサイズや全角半角切り替え等がJIS配列と異なるため慣れが必要だと感じた。
このキーボードにはバックライト機能があるが暗闇でないとバックライトの恩恵を感じないため、少しでもバッテリー持ちが良くなるようOFFか自動調光に設定するのが良いと感じた(個人的にはOFFで問題ないと感じた)。
ただノートパソコンと異なりキーボード面よりディスプレイ面のほうが重いためノートPC感覚で開こうとすると重く開きづらい感覚がある。個人的にはスタンドを使った状態からキーボードを下ろすほうが開きやすいと感じた。
画面ロック解除方法には指紋や顔での認証があるが、指紋に関しては上の画像にあるボタン部分を触らなければならないためあまり実用的ではない。画面内指紋認証じゃないとタブレットの大きさでは使い勝手が悪いと感じた。しかし顔認証の速度は十分なため顔認証を利用するのが一番ストレスなく利用できると思われる。
ブログ投稿を行って見たが分割機能があるため、なにか資料を見ながらでも作業しやすく、動作も快適だった。ただキーボードのタッチパッドでスクリーンショットを撮るとカーソルが映り込んでしまうため、画面に触れてスクショを撮れば問題なく撮影できる。
続いてLumaFusionを使って動画編集が可能か試してみた。
動画2つと字幕2つトランジションなどを入れて動かして見たところ、動作はサクサクで全く問題なかった。かなり複数の動画トランジションを使わない限り編集性能としては十二分の性能があると感じた。またタブレットであるため、画面を触れて操作することも可能なためパソコンよりも直感的に操作し、テキスト入力だけキーボードを用いるなどができるのがPCには勝っている点だと感じた。
良かった点👍️
- ハイスペックかつリーズナブルな価格
動画編集・ブログ投稿・ゲーム・SNS、全てにおいて十分な性能があり、快適に動作するタブレットがキーボードを追加しても10万円程度で購入できるのはかなりコスパが良いと感じた。同程度の性能をiPadと価格比較すると20万円程度になるため、ハイスペックタブレットでは抜群コスパである。
- Xiaomiスマホとの相性◎
現在Xiaomi14Ultraを所有しているがこのタブレットとの相性が良く、画像や動画の転送がXiaomiShareによって高速かつ容易に行えるため便利。
Xiaomi14Ultraで撮影した高画質写真を一瞬で転送可能なため、動画素材などをスマホで撮影し、タブレットで編集などといったが簡単に行える。
更にXiaomi14Ultraの監督モードを使うことで外部モニターとして利用することも可能。
スマホのみより動画撮影の幅が広がると感じた。
イマイチ点👎️
- ノートPC感覚で開きづらい
ノートPCと異なりディスプレイ面のほうが重いためキーボードを寝かせた状態から開こうとすると重く開きづらい。そのためノートPC感覚で開くとストレスを感じる。しかしスタンドを使い、キーボードを下ろすように心がけることでストレスは感じなくなる
- 使えるアプリに関してはiOSのほうが良い
動画へ編集アプリに関してはAndroidになかったり最適化されていなかったりするものが多いため、最適な環境は現在もiPadであるのは揺らがないといえそうである。
DaVinci ResolveやAffinity PhotoといったアプリがAndroidで利用できないのは結構残念な点。
- Amazonで在庫がない
Xiaomi公式サイトでは在庫がたまに復活するがAmazonの在庫は一向に復活しないため購入のハードルが少し高い。
ヨドバシカメラなどの家電量販店に在庫を見に行ってみたものの取り扱っておらず、アップルストアのような店舗も国内にないためiPadよりも購入しづらいのが難点。
まとめ
今買うハイスペックタブレットとしてはコスパ最強といえる機種である。
Xiaomiスマホ持ちであるならエコシステム利用で便利なためiPadよりもこちらが選択肢になりうる。
動画投稿などのクリエイティブ作業を始めたいならXiaomi14Ultraとセットで使えば最強のスターターキットだと感じる。
今回購入した感想としてはかなり満足のできる商品だった。クリエイタースターターキットとしてタブレット+スマホのXiaomiコンボはiPhone+iPadと匹敵するレベルだと感じる(iPhoneは使ったことはない)。これからクリエイター目指す人にとってはコスパ◎な商品だと感じた。
コメント